君と牛と忘年会

spl

2020年12月20日 14:58



宮城県北部に牛野ダムという無料のキャンプ場がある。

大衡村が管理し,使用する際には村役場にFAX申請し,料金はかからない。

トイレもあり,水はワンコインで3分間利用可能である(昔はお金かからなかった)。



前にもブログに書いたかもしれないが,ワタシはキャンプを好きになる前に牛が好きだった。
仕事に悩み,仕事場に行けず急遽思い付きでハンドルを切った先に牛野ダムがあった(さぼったんですね結局・・・・・)。

平日の真昼間,だれもいない牛野ダムは満開の桜の木に囲まれていた。(牛野の桜は咲く時期が遅いのです。)
ほんとうに救われた。今があるのは牛との出会いがあったから。


キャンプを始めた後も最初は牛野ダムと決めていた。

初めてのバーベキューもキャンプもソロキャンプも牛野ダムだった。


ここにくると不思議と落ち着く。
向かっている途中は胸が高鳴る。


いろんな先輩のブログを読んでいたせいだろうか,聖地という感覚もある。
ワタシにとっては無料で手軽に利用できるキャンプ場ではなく,キャンプをすることよりも牛にいるということの方が重要といっても過言ではないくらいの場所である。












過去の牛忘のステッカー。
なんだかんだ5年間参加し続けています。








そんな私よりももっと深い愛でこの地を見守ってきた人たちがいる。

そんな先輩たちが始めた牛の忘年会通称牛忘。
普段牛を利用している人たちで忘年会をしませんか。

RIDEさんの声掛けに賛同する人たちがあつまりもう十数年も続いている。


今年もRIDEさんにお声がけいただき,牛野レジェンドKUMA先輩もカムバックしての楽しみな忘年会になるはずだった。ひーさんにもなんとしても参加してほしいところではあったが諸事情のため断念・・・・。


しかし10年ぶりの豪雪。
前日RIDEさんより苦渋の決断ではあるが,今年の開催は見送るとのこと。

イベントを主催する立場の判断としてはほんとうに難しいと思う。
「自己判断」
都合のいい言葉だけど,イベントをした人ならわかると思う。
「自己判断,自己責任」
をどれだけうたっても,人を集めている以上そうもいかない。

妥当な判断だと思った。
また日を改めてやればいい。
年が明けてからでもいいと思う。

そんなことをRIDEさんとやり取りした後,KUMA先輩からの連絡あり。

「明日やるぞ!!」
「まじすか??」








午前中みっちり職場で雪かきした体でむかった牛野ダムは,普通車ならスタックしそうな状況。

迷惑かけるなら入っちゃいかんよねって感じ。

まずは,一人で雪かき,雪ふみ,設営場所づくり。

この時点で丸一日雪かきして,ここのところずーっと雪に悩まされ続けている自分のテンションは急降下。

「今日は無理しなくてもいいんじゃないか」

という言葉何度もでかかってけどがんばって設営完了。















なんだかんだで1mくらいは積もったかなー。

股間のあたりまで積もってましたね。















とりあえず濡れて冷えた体を薪ストで温める。

若いクマちゃんとぬくぬく。

あったかいよねー薪スト,買いなよテンティピなんて話をしながら。

















くまちゃんが焼いてくれた厚揚げ。
メスティンの蓋で焼くなんて男前。
まじで醤油の感じ焦げた感じが最高!!

ちなみにKUMAさんの鍋もうまかったすね!!














やるとかやらないとか言ってたインスタライブのライブもやっちゃいました。
あいかわらず皆様のおかげで楽しくやらせていただきました。









全員仲良く車中泊した翌日はまずまずの晴天。

牛野の中段もどこがどこだかわからないくらいの積雪。









降りしきる牛を眺めながら,牛を昔から愛し続けたレジェンドはなにを想うのか。

このあと何回もくしゃみしてました。



















昨日現れた野生のクマの雪形です。






















幻想的な冬の牛。

確かにここにたどり着くことは車も選ぶし,装備も選ぶけど,この景色は特別。

最後はそり遊びしながらラーメンとピザくってコーヒーしばいて終了。














劇落ちテンションから始まったひさびさの雪中でしたが,最後は充実のキャンプで終われました。

もちろんオフィシャルなんかではありません。

勝手にやっただけの牛忘でしたが,つなぐことはできましたかね?RIDEさん?




最後に,今回のキャンプでの学び。


「冬のCB缶は股間で温めろ!!!」by KUMA3


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